画像の拡張子って知っていますか?
一言に画像データと言っても色々な種類と特徴があります。画像以外にも例えばExcelやWordのファイルもデータの種類があります。今回は画像の拡張子について解説していきます。
こんな人におすすめ
- 画像の拡張子について一から知りたい
- 画像の拡張子の変更方法を知りたい
画像の拡張子とは?
拡張子というものについて簡単に説明を。
コンピューターの中には色々なデータがありますが、データの種類分けを表すものを拡張子といいます。データファイルの名前の後ろに「.jpg」「.pdf」「.gif」などが拡張子と呼ばれるものです。
犬で例えると、犬には色々な犬種があってシーズーやらヨークシャーテリアやら、色々犬種が区別されていますよね。データが犬、拡張子が犬種みたいな分類のニュアンスです。
コンピューターにそこまで詳しくないわたしはふと思ったわけです。
「データの種類って一個じゃダメなの?」
「画像・テキスト・音声で一個ずつじゃダメなの?」
すみません、もしそのあたりに見識がある方が読んでいたら、笑わないでください。なぜ種類を増やして複雑にするんじゃあ!と思うわけですよ。
しかしながら、既に種類分けされている世界が当たり前なので、なぜ拡張子でデータが種類わけされているのかを説明するしかないんですが。
なぜ拡張子でデータを種類分けしているかというと、何かデータを開いて表示しようとなったとき、パソコンやスマホの中でデータを開くアプリケーションが起動し、データファイルを画面に表示しています。
何かデータファイルを開こうと思ったときに、どのアプリケーションを使えばいいかの目印として、拡張子でデータの種類を示さなければならないわけです。そのために拡張子で種類分けが必要なんですね。
画像の拡張子の種類
拡張子という言葉が分かったところで、次に拡張子の種類や特徴についていくつか紹介していきます。
.jpg(.jpeg)について
.jpg(.jpeg)は「ジェイペグ」と読み、Joint Photographic Experts Groupの略称です。
データ容量が小さい、カラー数が豊富(1670万色)、というのが特徴で、主に写真画像の拡張子として使われます。
カラーが多いのに容量が小さいということに違和感を感じますが、これは、.jpg(.jpeg)という拡張子は、人間が目で捉えられない色を無くしてしまうことによって容量の軽量化をしているそうです。
前回の記事で画像の圧縮について話をしましたが、.jpg(.jpeg)は圧縮すると画像の質を戻すことができない非可逆圧縮という特徴もあります。
.pngについて
.pngは「ピング」と読み、Portable Network Graphicsの略称です。
データ容量は.jpg(.jpeg)よりやや大きめ、カラー数が豊富(1670万色)、背景透過ができる、可逆圧縮という特徴があり、Webのために作られた拡張子です。
背景透過というのは、ロゴなどをサイトに貼り付けた時を思い浮かべていただければわかると思います。
背景に何か色がついているときに、.jpg(.jpeg)ならば背景もセットの拡張子なので貼り付けたところの背景だけ白くなったりしますが、.pngの場合はロゴだけが表示され、背景は貼り付けたところの色に合わせたようになるということです。


はてなブログのロゴは.jpg(.jpeg)なので、背景までしっかり色がついています。
WordPressのロゴは.pngなのでロゴだけ表示、背景は透明です。
.gifについて
.gifは「ジフ(ギフ)」と読み、Graphics Interchange Formatの略称です。
カラー数が少なく(256色)、データ容量は小さめ、背景透過が可能、アニメーション表記でき、可逆圧縮という特徴があります。
色数が少ないので、写真などの立体的なものを表現する画像には合わないですが、ロゴやアイコンなどには向いている拡張子です。
実はまだまだ種類はあるのですが、画像の拡張子入門としてはこれで十分でしょう。というのも、ブログをやっていて画像をアップデートするときに必要な情報と言ったらこれくらいでいいので、.jpg / .png / .gif の3つに関してはしっかり覚えておきましょう。
拡張子を変換する方法
ブログをやっていると、どうしても拡張子を変換したいときが出てくると思うので、その方法を紹介します。
オンラインフリーのソフトで拡張子変換

オンライン無料ソフトです。細かい設定もできるし使い方も簡単です。
ログインや登録なしで使えるオンラインフリーのソフトです。拡張子を変換したい画像をドラッグ&ドロップしたらすぐにできます。
Macで拡張子変換

Automatorというアプリを使います。Macであれば元から入っているはず。
Finder→アプリケーション→Automatorと進みます。

起動するとこのような画面が出てきます。フォルダアクションを選択します。

上の方に「ワークフローが受ける現在の項目」を「イメージファイル」に、検索対象を「Finder.app」にします。
左側に何やらたくさんアクションが並んでいるので「イメージのタイプを変更」をドラッグ&ドロップします。その後、変更する拡張子を選べる画面が出てくるので、好きな拡張子を選んで「command+S」で保存します。アクションの名称記入画面になるので自分のわかりやすい名前にして保存したら完了です。
このあと、拡張子を変換したい画像データで右クリックすると、自分が付けたアクション名が出てくるので、そちらを選んだら変換されます。変換したあとの保存先はデスクトップになっているはず。
まとめ
- .jpg / .png / .gif の3つは特徴を覚えておこう、ブログの画像投稿で関連あり
- 拡張子の変換はオンラインフリーソフトかPC内で変換できる
今まで特に気にしてませんでしたが、画像の拡張子がわかると記事作成の幅が広がりそうですね。基礎知識としてぜひ覚えておいて損はないでしょう。
画像関連では以下の記事もおすすめ!
以下 参考サイト